7つの習慣のうちの、「影響の輪」を意識しよう
「7つの習慣」のうち、第一の習慣の「主体的である」の中で
「自分の『影響の輪』を意識して行動する」
ことを言っている
私たちは皆それぞれ、多くの関心事を持っている。健康、家族、仕事の問題、経済、世界の平和など。関心の輪を描くことで、関心を持っている事柄と関心を持っていない事柄とを分けることができる。そして、関心の輪の中に入っている事柄を見つめれば、実質的にコントロールできないものと、コントロールできるもの、あるいは大きく影響できるものがある、ということがすぐに分かる。後者の範囲は、もっと小さい輪、つまり影響の輪を描くことによって示すことができる。
出典:『完訳 7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
天気、気温、スギ・ヒノキ花粉の飛散状況、景気や株価、プロ野球の勝敗、来週のドラマの内容、X(Twitter)で流れてくるツイート、芸能人の不倫、大谷翔平の通訳だった水原一平の違法賭博問題の行方などなど
人間はいろんなことに関心を持って生きている。これを「関心の輪」という
一方でその「関心の輪」の中でも今の仕事の進捗やタスク管理、次の会議で発表する内容、次の上司との面談で話す内容、家のゴミ出しや清掃や整理、友人と話すときの内容、SNSに投稿する内容などの、自分自身で影響を直接与えられるものは「影響の輪」と呼ぶ
「せっかく外出する日なのに大雨だ・・・この野郎、ふざけるな!」
「発達障害を理解や配慮をしやがらない会社が悪いんだ!そもそも発達障害への理解が配慮がない日本社会が悪い!このように日本が発達障害や弱者への理解や配慮が足りないのは、自民党と岸田総理の責任である!」
「今年に阪神タイガースが優勝できなかったらどうしよう・・・」
などの自分ではコントロールできない、どうしようもないことに悩んだりしていてもしょうがない。それよりは自分自身でコントロールできる「影響の輪」にあるものにしっかりと主体的に取り組んでいったほうがいい
自分の仕事にしっかり取り組むことで仕事のスキルが上がったり、実績が認められて昇進したり、リアルの友人関係を大事にして友人関係を広げていくなど
自分でコントロールできるものにフォーカスして取り組むことで、自分自身の影響の輪を少しずつ広げていくことができる。そうすることで自分の人生の目標の達成に近づくことができるとしている
会社の障害者雇用だと、会社全体に影響を与えて変えていくことはとても難しい。それよりは、自分のできることだけにフォーカスして、しっかりと取り組んでいくことだ。
そうやってやっていけばだんだん実績を積めて
「なるほど!他の人の意見も聞いた上での判断にはなるが、君がそう言うのであれば社内で検討してみよう!」
と自分の意見も会社で採用されることも出てくるかもしれない
会社や社会の理不尽さに理解や納得できないことがあっても、自分の影響の輪に入っていない、自分ではコントロールできないことに、いちいち怒ったりしてもしょうがない。それよりは自分のできることをやっていくことが大事なのかもしれない